平均130時間はあのころ特に多くはなかった。
やらされているのか、やっているのかで違うのでしょうね。
あのころ(今も)お金ほしかったからなぁ……。
転職して、2年目。
残業平均130時間、最高で180時間、最低で100時間くらいだったかな。
しかも会社から通勤2時間かかるところに住んでた。
平日は子供に会えないのは当たり前。
土日をなんとかするために、金曜日は完徹で仕事して始発で帰ったりしてた。
祝日はなし。
残業代は全部でた。これは大きいよね。
あと、かなり自由に裁量させてもらってたし、世の中をちょっとだけだけど変えてるって手ごたえもあったしね。
もと公社な強大な敵もいて、燃えるぜってもんですよ。
これをだいたい3年くらいやったかな。
生産性はべつに変わらなかった。
ビルの給湯室でぬらしたタオルで体拭いたり、身だしなみにも気を使ったよ(笑)
お金はたまらなかった。自分以外に使う人がいたからね。
へんなテンションにはなった。ちょっとしたことで笑いが止まらなくなったり。
(ボブってつぶやくだけで、そこにいた5,6人が爆笑する)
試験室と呼ばれる場所に寝泊りしてたけど、ソファベンチがあって快適に寝られたのも助かった。4時間もねられれば十分だったし。
そうそう、休みは取りやすかった。プロジェクトの隙間だったら特に用事がなくっても休めたし。
130時間平均って数字はやっぱ環境がめぐまれてたからできたのでしょうね。
と書いてて思い出したが、転職前の残業での最悪だったときの記憶は
金曜日の朝に客先の工場に入って、月曜日の昼に帰ったことだな。
ぷちぷちを毛布代わりに床に寝たな。
若かったなー。
防衛関係の機密扱いの実験開発だったから、当日の入場記録のない人が退場しようとしているって門で騒ぎになったっけ。
客先の部長さんがすっとんできて説明してくれて開放されたんだったな。
毎日刺激的で楽しかった。
いまは?
9月から移動になって、忙しい部署で新しいことしてる。
まあ30年も働いているので、業界を変わらない限りまったく新規ってことはないんだけど、その職場の作法ってものがあるから。
いろいろうるさい昨今、残業は30越えるくらい。
いまも楽しい。